【後編】国連総会SDGsカンファレンスで日本企業が最優秀賞を受賞。日本が誇る最新の農業技術とは?

2019年12月27日
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最優秀賞受賞のカンファレンス会場にて、国連本部の星野日本大使ご夫妻と記念撮影をする小祝氏(右から2番目)、石原氏(一番右)、片桐氏(一番左)
ニューヨークの街が厳戒態勢が引かれ、少し物々しい雰囲気を醸し出していた国連総会のシーズン。そんな中、国連総会のカンファレンスで最優秀賞を受賞した日本企業があった。

受賞に関する記事は【前編】へ。

インタビュー

今回インフォ・フレッシュでは、この取り組みについて国連総会で事例発表を行い最優秀賞を受賞した、株式会社 ジャパン バイオ ファーム 小祝政明 代表取締役会長(一般社団法人 日本有機農業普及協会 代表理事)、一般社団法人 日本有機農業普及協会 石原正裕 事務局長、今回のカンファレンスに小祝氏を紹介した株式会社 日新 片桐隆太氏に話を伺うことができた。

ー今回発表された取り組みが最優秀賞を受賞し、どのような思いですか?
 
小祝氏:今回、このような賞を頂けるとは、自分自身が驚いています。アイデアは昔からあったのですが、そのアイデアを深く理解し、いっしょに形になるまで努力してくださった多くのスタッフのおかげと感謝しています。
一人の力ではどうにもならにことでも、多くの仲間となら成し遂げることができるということに、感動しています。
 
石原氏:まずは、我々のザンビアプロジェクトに関わった沢山の人々に感謝申し上げると同時に、これほどまでに、反響があると思ってもいませんでした。
今後は、国連の定めるSDGs(持続可能な開発目標)の目標達成には、日本の有機農業技術の中でも取り分け、我々が普及拡大を行っているBLOF理論(生態系調和型農業理論)による技術が、飢餓や貧困対策、持続可能な食糧生産、人の健康、生態系や環境の保
全など、国際的な社会問題を劇的に改善できると確信しており、我々の取り組みは社会的意義のある事と実感しております。
 
片桐氏:SDGs(持続可能な開発目標)推進に向けて、日本のニューテクノロジーであるBLOF(Bio Logical Farming)の実績が国連関係者に最優秀の評価を受け、世界中に認知される機会となりました事、大変嬉しく思います。
各国の首脳が一同に集結し、御多忙極まる期間にも関わらず、カンファレンス会場へお越し頂きました星野日本大使御夫妻との対話の中で、日本の技術によるSDGs推進への期待感を強く感じました。

 
ーアメリカでは特にオーガニック製品が多い印象ですが、日本との違いは感じますか?
 
小祝氏:大いに違いを感じます。
日本では今、野菜の消費自体が大きく落ち込んでいます。日本人の多くが野菜を食べる意味を見失っていると思います。それに比べて、アメリカ人の野菜を食べる動機はシンプルです。自身の美と健康のために野菜を食べる。これは大いに見習いたいです。
我々の技術は栄養価の高い農産物を栽培できるので、日本でも、美と健康のために、もっと野菜を食べようと呼びかけてみたいです。
もっと野菜を食べる動機を高めたいと思います。
 
石原氏:感じております。アメリカでは、医療費が高く、健康を維持するためにオーガニックを選ぶと考えております。日本では、日本製は何でも安全だという考えやオーガニックだから値段が高くて当たり前といった風潮があります。
日本でもアメリカの様にオーガニック野菜が普通に店頭に並んでいる社会になればいいなと思っています。
 
片桐氏:アメリカではニューヨーク始め各地でオーガニックに対しての認知が広く浸透しており、日常生活での健康に対する自己管理の意識の高さを感じます。
また今回、ニューヨークで急成長中のオーガニックショップを視察した際も老若男女への人気の高さと共に、日常にオーガニックが浸透している事自体にスタイリッシュな印象を受けました。

 
ー今後目指している取り組みはどのようなものですか?
 
小祝氏:スピーチの中でも話したことですが、農業生産には莫大な水がいります。特に品質を上げるため、栄養価を上げるためには、水がたくさん必要です。その水源となる森をつくっていくことをしないと、農業に持続性はありません。我々の農業技術は森づくりにも活用できます。
農産物も森も育てることができるアグリカルチャーエンジニアを育成していきたいです。
 
石原氏:人の幸せは まず心身の健康からです。その心身の健康には、ミネラルが大きな役割が果たしていることが分かってきています。人の体の細胞は、食べた物だけでできていますが、その中身には、健康を維持するために十分な栄養素がどれだけ含まれているか、疑ったことはないでしょう。我々が普及しているBLOF理論による栽培は、野菜が本来持っているポテンシャルを最大化することができ、高品質多収
穫で栄養価が高い農産物をつくることができます。この農産物が世の中で普通に手に入ることができれば、日々の食事の中で必要なミネラルを含む栄養素が摂取でき、健康な細胞が繰り返し生まれ、健康の維持と若さを保つことにも繋がります。我々の取り組みが、世界中の人々の幸せに貢献ができればと考えております。
 
片桐氏:今回、国連を通じて世界各国の方々にBLOFの実績を知って頂いた事を機に各国関係者との協力関係を更に深め、SDGsの掲げる貧困、飢餓、健康、教育等、地球上の諸問題解決に向け、アプローチを続けます。

 
ー最後に、ニューヨークをはじめアメリカで生活する読者にメッセージをお願いします。
 
小祝氏:オーガニック・ファーミングとは、もともと有機物を用いた農業のことで、イギリスのアルバート・ハワードがインド・中国・日本といった地域の堆肥を活用して地力を増進させる土づくり技術を学んで、イギリスに紹介し、その後、世界に広まったものです。
もともと、アジアの伝統的な農業の中にある大地の力をもらい農産物を育て、大地に感謝して、大地からいただいたもの、取り出したものを返すという、大地と人のきずなを大事にした農業です。一方通行ではなく、うまく循環するようにしていく、そのようなシステム開発に日本人は伝統的に長けていると思います。
だから、もっと世界のために日本は声を挙げていってもいいと思います。
 
石原氏:テレビや映画でしか見たことが無かった憧れのニューヨークの街に 人生で初めて訪れる機会に恵まれ、アメリカという国が多人種多文化で織りなすエネルギッシュでパワフルさが、情報や文化、流行を世界中に発信する中心となっているのだと感じました。
我々も見習い、農業界の中心的役割を果たし、社会へ貢献できるようエネルギッシュでパワフルな活動を行っていきたいと思います。
今後も、我々の動向に注目しておいてください。おもしろいですよ。
 
片桐氏:ニューヨークは国連本部がある事は勿論の事、クリエイティブはじめ各種分野において時代の最先端をゆく、極めて重要な都市です。
今後もSDGsに対する具体的な取り組みが、ニューヨーク始めアメリカ各地から全世界へ発信される影響の大きさは図り知れません。
アメリカで生活する皆様と共々に世界中の諸問題解決に向けて前進できます事を心より願っております。

 
 
世界中の飢餓や貧困の問題から、身近なオーガニック製品まで、限りない可能性を秘めた日本の技術。日本が誇る技術者たちの努力が、今後我々の生活、さらには世界を変えていくのかもしれない。

文:Shin Iwasaki

▶︎カンファレンスで発表された動画はこちら

 

株式会社 ジャパン バイオ ファーム

住所 【本社】〒396-0111 長野県伊那市美篶1112
【紋別支社】〒099-5171 北海道紋別市渚滑町3-18
TEL 0265-76-0377
Email home@japanbiofarm.com
Web www.japanbiofarm.com

一般社団法人 日本有機農業普及協会

住所 〒396-0111 長野県伊那市美篶1112(株式会社 ジャパン バイオ ファーム内)
TEL 0265-76-0377
Web www.jofa.or.jp

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